HAEという病気があることをご存知ですか?
(医師・患者家族メッセージ)

遺伝性血管性浮腫(HAE)は体のいたるところに2~3日持続する腫れやむくみ(血管性浮腫という)を繰り返し、のどが腫れる場合は命にもかかわる疾患ですが、社会であまり知られておらず、診断率が低いことが課題です。
HAEの患者さんからは「昔から頻繁にむくみや腹痛があったが、HAEを知らず、毎回2~3日で症状がおさまっていたので病院に行かなかった」といった声も挙がっています。

DISCOVERYはHAEの社会的認知を高め、早期に病院を受診いただくために、ショートムービーを作成いたしました。
ショートムービーでは、医師と患者様のご家族が、HAEの疾患概要やご自身の経験から早期診断の重要性をわかりやすくお話ししておりますので、是非一度ご覧ください。

医師紹介

広島大学病院皮膚科 皮膚科長・教授
田中暁生

経歴

2000年広島大学医学部卒業。専門分野 アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、血管性浮腫、再生医療など。体のいたる所に腫れやむくみを繰り返す「遺伝性血管性浮腫(HAE)」の早期発見を目指し疾患啓発を行う「一般社団法人遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム(DISCOVERY)」に所属し、未診断患者向けの疾患啓発を行うワーキンググループの統括リーダーとして学会発表やメディア活動を多数行っている。

医師からのコメント

正しい診断を受けることで適切な対処を行うことができます。原因不明の繰り返す腫れや腹痛がある場合は、HAEかもしれないと疑うことが正しい診断につながる最初の1歩です。HAEは医学の進歩により薬剤も開発されています。怖がらず近く医療機関に相談し、向きあっていきましょう。