HAEは、遺伝子の変異が原因で主に血液の中にあるC1インヒビター(C1エステラーゼインヒビターまたはC1インアクチベーターともいう)の低下およびその機能が低下する病気です(稀にC1インヒビターの量、機能共に正常なタイプも存在します)。

体のいたるところに2~3日持続する腫れやむくみ(血管性浮腫という)を繰り返します。
個人差がありますが、10歳から20歳代に発症することが多く、皮膚(手足、顔面、生殖器など)が腫れた場合は一見すると「じんま疹」に似ていることがありますが、強いかゆみを伴わないのが特徴です。
のどが腫れる場合は呼吸困難におちいり、生命の危険をきたす可能性があります。
また、お腹(胃や腸)が腫れると腸閉塞と同様に嘔吐したり、強い痛みを感じることがあります。